運用対象

運用対象は、資産運用全般で使われる用語で、資産(アセット)に組入れて運用の対象とするものをいいます。
通常、運用対象となる商品の原則として、リスクとリターンは表裏一体の関係にあり、ローリスクでハイリターンを得られるものはないと認識しておくことが必要です。
また、資産運用においては、運用対象をどう選ぶかで「運用成果(運用成績)」に大きな影響を及ぼすことになります。

現在、日本の証券投資信託については、運用対象が投資信託協会の部会申し合わせによって定められており、具体的には、株式等(内外)、公社債(内外)、投資信託証券、その他内外の有価証券(CP、CD、出資証券、受益証券他)、派生証券、有価証券以外の運用対象(証券化関連商品、抵当証券、金銭債券、不動産他)が認められています。
また、証券投資信託と称するためには、少なくとも信託財産の総額の2分の1を超える額を、有価証券に対して投資しなくてはならないとされています。
なお、各ファンドの運用対象については、それぞれの投資信託約款の中で細かく定義されています。