罫線(ケイ線)

罫線(ケイ線)は、「チャート」とも呼ばれ、縦軸を価格(レート)、横軸を時間とした、一定期間の価格(レート)の値動きをグラフ化し、その様子をビジュアルで表現したものをいいます。
これは、時間の経過と共に連続的な大きな山と谷を形成しながら推移し、その山と谷の流れの中で上下動を絶えず繰り返しており、通常、上昇局面では、上昇と反落を繰り返しながら値を上げていき、一方で下降局面では、下落と反発を繰り返しながら値を下げていくことになります。

一般にケイ線は、相場のトレンドの把握や、今後の予測と売買ポイントの把握などに活用され、その基本は大きな相場のトレンド(方向性)をつかみ、トレンドの動向と転換点を予測することです。
具体的には、サポートで下降トレンドが続くのか、またレジスタンスで上昇トレンドが続くのかなどを見極めます。
さらに、価格(レート)がサポートまたはレジスタンスを超えて推移する場合は、これまでのトレンドが崩れて新たなトレンドが発生したとも考えられます。
(この場合、サポートが新たなレジスタンスに、レジスタンスが新たなサポートになることがある)

なお、サポートとレジスタンスの探し方としては、「前回安値・前回高値」を使う場合と「トレンドライン」を引く場合の2つがよく利用されます。

ケイ線の主な特色

・上下動を繰り返しながらトレンドを形成する。
・一般に株式相場と比べ、為替相場は綺麗なケイ線を描く。
・売買はサポートやレジスタンスの付近で繰り返される。

ケイ線のチェックポイント

・チャートポイント:相場が大きく変わる可能性のある水準
・サポートポイント:相場がそれ以上落ちないと思われる水準
・サポートライン:支持線、安値と安値を結ぶ
・レジスタンスポイント:相場がそれ以上上昇しないと思われる水準
・レジスタンスライン:抵抗線、高値と高値を結ぶ