時間分散
時間分散は、投資にあたって、機会利益とリスク管理などの観点から、投資期間や投資時期(投資タイミング)を分散することをいいます。
これは、時間による分散という考え方を活用したもので、投資期間については、債券などで償還期限の異なるものを購入(投資)することを指し、また投資時期については、一回にまとめて購入(投資)するのではなく、時間を置いて複数回に分けて投資することを指します。
例えば、投資信託においては、時間分散を活用する手法として「定時定額購入」があり、一定の金額で定期的に購入することにより、基準価額が低い時には多く、高い時には少ない口数を購入することになります(ドルコスト平均法の活用)。
なお、時間分散は、購入時だけでなく、売却時にも活用することができます。
この場合は、一度に売却するのではなく、複数回に分けて売却することにより、欲張りすぎてタイミングを逃すことなく、またタイミングを逃して安値売りするのを回避することが目的となります。