元本

元本は、本来の意味として、「元手(もとで)」や「利益や収入を生じる元となる財産または権利」のことをいいます。
これは、金融取引全般で使われており、預貯金などの貯蓄の元手(預入元本)、株式・債券・投資信託などの投資の元手(購入元本)、住宅ローン・自動車ローン・キャッシングなどの借入金額(借入元本)、あるいは元本保証のある保険商品の払込保険料(払込元本)などのことを指します。

一般に預貯金は、金融機関が倒産しない限り、元本が保証されるのに対して、株式・債券・投信などはマーケット動向により日々価格が変動するため、時として元本を下回ることもよくあります。
また、ローンの借り入れの際には、予め決められた返済方法によって借入額から利息が計算され、返済期間中の元本と利息の割合が決定されます。

・元本保証:必ず元手が返って(戻って)くること
・元本割れ:実際の元手よりも少ない金額しか戻ってこないこと