リスクフリーレート

リスクフリーレート

リスクフリーレートは、「無リスク金利」とも呼ばれ、理論的にリスクがゼロか、極小の無リスク資産（リスクフリー商品）から得ることのできる利回りをいいます。
これは、元利金の支払いが保証された預貯金やインターバンクの短期金融商品、国債などの金融商品の利回りのことをいい、通常、マーケットでは「インターバンクレート（コールレート、LIBOR等）」や「国債」の利回りなどを指すことが多いです。
また、リスクフリーレートは、割引率を算出する際にも利用され、割引率とは「将来価値を現在価値に変換する際に用いる利率」のことをいい、リスクフリーレートにリスクプレミアムを加えたものとなっています。

なお、投資信託（ファンド）等の運用成績のパフォーマンス評価においては、リスクフリーレートをどの程度上回るリターン（投資収益率）をあげることができたかを「超過リターン」と称して測定したりします。
それは、投資元本が保証されていない金融商品に投資する場合、その期待収益率がリスクフリーレートを上回っていなければ、そもそもリスクを取る意味がないと考えられるからです。

・リスクフリーレート＝無リスク資産の利子率

・割引率（期待収益率）＝リスクフリーレート＋リスクプレミアム