指値注文

指値注文は、「リミット注文」とも呼ばれ、売買価格を指定して注文を出すことをいいます。
これは、新規注文や決済注文の際に、取引のタイミングではなく、自分の相場感に基づいて価格(実勢価格より安い購入価格、実勢価格より高い売却価格)を指定する際に活用する注文方法となっています。
また、これとは異なり、売買価格を指定せず、銘柄と数量のみを指定して注文を出すことを「成行注文」と言います。

一般に指値注文は、マーケットにおいて、現在提示されている実勢価格(レート)ではなく、現在の価格(レート)より安い価格(レート)で買う、または高い価格(レート)で売るという場合に活用し、通常、希望した価格で売買することができるというメリットがある一方、わずかの価格差で売買が成立しないというデメリットもあります。

●ドルロング(ドル買い)の例

現在値が1ドル=115.00円の時、新規注文の買いを1ドル=114.00円に指定する際に活用。

●ドルショート(ドル売り)の例

現在値が1ドル=115.00円の時、新規注文の売りを1ドル=116.00円に指定する際に活用。