キャピタルゲイン
キャピタルゲインは、資産運用に対するリターン(成果)の一つで、ある運用資産(投下資本そのもの)の価格変動(市場取引)によって得られる収益(売却益、譲渡益、差金決済益等)のことをいいます。
具体的には、株式・債券・投資信託などの有価証券の売却益、信用取引・先物取引・オプション取引・外国為替証拠金取引・CFD取引・商品先物取引などの差金決済益、不動産(土地、建物)・ゴルフ会員権・絵画・骨董品・貴金属(金、銀、プラチナ等)などの譲渡益(売買益)などが挙げられます。
一般にキャピタルゲインは、投下資本が大きいほど、またレバレッジが高いほど大きくなりますが、同時に市場(マーケット)環境によっては大きな損失を被ることもあります。
一方で、キャピタルゲインに対して、ある資産を保有することで安定的かつ継続的に受け取ることのできる現金収入(利益)のことを「インカムゲイン」と言います。
なお、資産運用の収益を考える場合、トータルリターンという概念があり、これはインカムゲインとキャピタルゲインを合わせたリターンのことを言います。
通常、税務面では、インカムゲインとキャピタルゲインは、それぞれ別の体系で税金が取られることが多いです。
トータルリターン=インカムゲイン+キャピタルゲイン