グロースアプローチ

グロースアプローチは、「グロース投資」や「成長株投資」とも呼ばれ、将来の企業の成長性や収益性に主眼を置き、業績の伸びが期待できる企業(銘柄)を探し、成長に伴って株価が上昇することを狙って投資する手法のことをいいます。
これは、株式投資において、ポートフォリオ構築のために使われる手法の一つで、企業の将来の「利益成長性」を特に重視することになります。

実際に投資をするにあたって、成長性を判断する際には、単に市場平均と比較するだけでなく、企業の競争力評価や将来の業績予想と共に、現在のROE(自己資本利益率)の高さなどを基準にすることもあります。また、その対象となる銘柄は、将来の成長性が高いとみなされるため、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)などが市場平均より高く、また配当利回りが低いといった傾向があります。

一般にグロースアプローチは、最終的に成功した場合、非常に大きなリターンを得られますが、その一方で成長する可能性のある銘柄(成長株)を見極めることが非常に難しく、また長期間に渡って辛抱強く(信念を持ち)、売らずに保有するというのは結構難しいと言えます。
なお、本手法で大成功した世界的な投資家には、米国のウォーレン・バフェット氏などがいます。