金利
金利は、元金(元本)に対する利子(利息)の割合(利率)をいいます。
これは、現実の資金市場で実際に成立している「お金の貸し借りに対する使用料(賃借料)」のことであり、具体的には、預金や貸金に対する利子や利息のことを指し、「預金金利」や「ローン金利」は日常生活の中でも身近なものとなっています。
また、金利の分類としては、長期金利と短期金利、固定金利と変動金利、規制金利と自由金利、相対型金利と市場型金利などがあります。
一般に金利は、資金の需給(需要と供給)により決定されますが、金融政策によっても変動します。
また、指標となる金利は、マーケット(短期金融市場、長期金融市場)で貸借期間(時間)の長短によって期間毎の水準が日々決定され、これを基に各金利は、信用リスクやコスト、利鞘などを考慮した上で決定されます。
なお、金利は「景気の体温計」とも言われ、経済活動に対する一つの指標となっており、為替相場(通貨)にも大きな影響を与えます。
<金利の表現方法による区分>
・日歩:元金100円につき一日何銭何厘何毛というように計算する方法
・年利:一年を基準として金利を計算する方法