ローリング決済

ローリング決済は、市場取引において、約定日から一定期間後に、決済日を設定する方法のことをいいます。
これは、決済不能リスクを軽減するために導入されたもので、具体的には、約定日から一定期間後に順次決済を行っていくものであり、毎月5日や10日といった決済ではなく、取引の○日後といったスケジュールで行うものです。

例えば、東京証券取引所での売買等については、株式や一般債の普通取引の決済は約定日から起算して4営業日目(T+3)に、国債の普通取引の決済は約定日から起算して3営業日目(T+2)に、また大阪取引所の先物取引の値洗いやオプション取引の取引代金の授受については、約定日の翌営業日にそれぞれ行われます。