バイ・アンド・ホールド

バイ・アンド・ホールドは、取得した有価証券などを短期間では売却せずに、長期間保有し続け、短期の値動きではなく、長期的なリターンを狙う投資手法(長期での買い持ち戦略)のことをいいます。
これは、債券や株式などの購入した資産を長期間に渡って持ち続けることで、投資対象が本来持つ成長性を捉えたり、長期的な利益を獲得したりすることにより、投資成果を大きく上げることを目標としています。

通常、債券や株式などをポートフォリオに保有している期間は、資産価格の変動にかかわらず、途中でタイミングを捉えた売買やリバランスを行わないのが原則のため、投資対象となる銘柄選びが非常に重要となります。
例えば、債券については、デフォルトリスクなどに十分注意し、また株式については、いかに長期で成長する(値上がりする)可能性のある銘柄を見つけられるかが大きな鍵となります。

一般にバイ・アンド・ホールドは、デイトレードやスイングトレード、ポジショントレードといった短期売買の投資手法とは対照的に、長期保有を行うことを前提とした投資手法であり、一見「長く持つ」という簡単な手法のように思えますが、実際に長期間行うには強い信念と忍耐力が必要となります。