ストップロス

ストップロスは、損失が過度に膨らむのを防ぐ損失確定の手段の一つで、相場が投資家にとって不利な一定レベルに達したら反対売買することを事前に決めておく注文をいいます。
これは、信用取引や先物・オプション取引、外国為替証拠金取引、CFD取引などで利用され、現在提示されている実勢価格(レート)ではなく、ある価格(レート)以下になったら売る、ある価格(レート)以上になったら買うという「ストップオーダー(逆指値注文)」を活用して行われます。
また、ストップオーダーは、新規注文や決済注文の際に、損切り注文(ストップロス)、利食い注文(プロフィットテイク)、レンジ相場後の注文(レンジブレイク)の3つの用途で活用することが多いです。

一般にストップロスは、ロスカットなどの強制決済にならない任意のレベルに注文が置かれ、実際に活用するかどうかは投資家の自由(任意)です。
通常、投資家心理として、ストップロスは相場状況によって自動的に損切りが行われるため抵抗感も大きいですが、一方で資産運用では大きな損失を出さないことが何より大切なので、リスク管理の手段として、これをうまく使えるかどうかは大きなポイントになります。