評価損益
評価損益は、「含み損益」とも呼ばれ、外貨資産や有価証券、不動産などの保有資産において、購入時の価格(簿価)と現在の価格(時価)の差額のことをいいます。
これは、評価益と評価損を合わせた概念の用語で、購入時に比べて、価格が高い時は「評価益」があると言い、価格が低い時は「評価損」があると言います。
また、運用収益の中の未実現損益(実現していない損益)の一つであり、計算時点での潜在的な損益評価(数値)のため、実際に売却(差金決済、反対売買)するまでは確定しません。
一般に個人の資産運用においては、外貨預金、外貨MMF、株式、債券、投資信託、ETF、ETN、REIT、先物取引、オプション取引、外国為替証拠金取引、CFD取引、商品先物取引、金、プラチナ、不動産投資など、マーケット動向によって常に価格変動のある投資対象(投資商品)を利用する際には、必ず把握しておく必要があります。
また、個別の投資商品だけでなく、保有するポジションやポートフォリオの資産全体に対しても把握しておく必要があります。
なお、評価損益は、保有している資産の評価であって、実際に売却した場合の損益計算では、手数料や税金なども考慮する必要があります。
評価損益=保有資産の時価-保有資産の簿価
・市場価格で計算した時に利益が出ている場合:評価益
・市場価格で計算した時に損失が出ている場合:評価損