目論見書

目論見書は、株式や債券、投資信託などの有価証券の募集あるいは売出しに際して、投資家に交付する有価証券の内容や、募集または売出しの条件を記載した書類のことをいいます。
これには、発行者名や事業内容、資本構成、財務諸表、手取金の使途等の発行者に関する情報、発行総額、発行価格、利率、払込日、満期日等の発行する有価証券に関する情報、および引受人名、引受額、手数料等の引受に関する情報などが記載されています。

通じて投資家に交付することが義務付けられています。
また、投資判断の基礎資料となる目論見書の重要な事項について虚偽の表示がある、または重要な事実の表示が欠けている時は、発行者および当該目論見書を使用して有価証券を取得させた者は、当該有価証券の募集または売り出しに応じて当該有価証券を取得した者に対して、損害賠償責任を負います。
(国債、政府保証債、地方債、金融債などに関しては、目論見書を作成する必要がない)

なお、投資信託については、「交付目論見書」と「請求目論見書」の2種類があります。
この中で、交付目論見書は、投資家に必ず交付しなければならない「ファンドの説明書」であり、運用会社が作成し、販売会社が投資家に交付するものなのに対して、請求目論見書は、投資家から請求があった場合に交付するもので、運用会社が作成し、請求があった場合には、販売会社が投資家に直ちに交付します。