利乗せ

利乗せは、単に「乗せ」とも呼ばれ、資産運用(ディーリング)において、利が乗った場合にポジションを増やすことをいいます。
これは、保有するポジション(建玉)が予想通りの方向に動いて評価益(含み益)が出てきてから、さらに建玉を増やすことを指します。
また、上げトレンドで買い増しすることを「買い乗せ」、売りトレンドで売り増しすることを「売り乗せ」と言います。

一般に利乗せは、相場の方向が見えてから建玉を増やすため、短期間で利益を増やすには有利ですが、その一方で根拠のない大胆な行動に傾きやすく、リスクの高い一面もあります。
また、欲張りすぎて、高いレバレッジをかけるなど無謀な利乗せを行った場合は、相場の予想外の反転により大きな損失を被るリスクがあります。

<利乗せのポイント>

利乗せは、自分のリスク許容度を考慮の上、無理のない範囲で冷静に行い、うまくいったら素早く逃げる(利益確定する)ことが大切です。

・リスク管理をしっかりと行う
・うまくいったら、素早く利益確定する
・予想ほど相場が動かなかったら、増やした建玉を減らす
・週末(土日)をまたぐ場合は、建玉を増やしすぎない