ヘッジ売り
ヘッジ売りは、ヘッジ取引の一つで、保有する金融商品や有価証券が値下がりした場合の損失を回避したり、軽減したりするための取引をいいます。
これは、マーケット(市場)において、大量の運用資産を保有する機関投資家や運用会社、証券会社などが利用することが多いですが、個人投資家でもヘッジ目的で利用することがあります。
例えば、個人の株式投資では、信用取引や先物・オプション取引などを使うことが多いです。
通常、信用取引については、個別株の「空売り」や「つなぎ売り」などに便利で、一方で株価指数の先物・オプション取引については、市場(株式相場)全体の下落リスクのヘッジなどに便利です。
また、外貨投資やコモディティの取引でも、下降トレンドなどで損失ヘッジの売りは有効と言えます。
一般にヘッジ取引は、「損失をできる限り抑える」というリスク管理面で非常に重要な取引手法であり、資産運用で大きな損失を出さないためにも、いかにうまく活用するかが大きなポイントになります。