アンダーパフォーム

アンダーパフォーム(Underperform)は、「アンダーパフォーマンス(Underperformance)」とも呼ばれ、金融業界において投資成果を表す言葉として使われ、運用成績がベンチマーク(指標)を下回ることをいいます。

一般に投資信託や年金において、運用のベンチマークを設定している場合、投資対象としての魅力が低いと判断した資産や業種の投資比率を、ベンチマークとする指数の配分比率に比べて少なくすることを指します。
また、グルーバル投資においては、北米や南米、ヨーロッパ、アジア、オセアニア、アフリカなどの地域や国で、経済の成長性が低かったり、投資対象としての魅力が低かったりする場合に、その地域や国の構成割合を低くすることを指します。
通常、資産配分の比率については、マーケット動向や運用成績などによってその時々で変わり、実際の運用では割高のものをアンダーウェイトに(比率を低く)し、割安のものをオーバーウェイトに(比率を高く)することが多いです。

なお、本用語は、証券会社等の株式や債券などのアナリストレポートにおいて「投資判断」として目にすることもあります。この場合、特定の銘柄やセクターのパフォーマンスについて、「アンダーウェイト」から「イコールウェイト」に引き上げや、「イコールウェイト」から「アンダーウェイト」に引き下げというように使われます。(この際に株式の個別銘柄では、目標株価が示されることもある)