ディストレスト投資
ディストレスト投資は、本来の価値より著しく安い資産に着目した、ディストレスト資産への投資をいいます。
これは、経営破綻した企業や破綻懸念のある企業の株式や債券などに投資するもので、通常、こういった資産は本来的な価格(価値)に対して著しく安い状態となっているケースがあり、経営再建による価格回復や残余財産価値などに着目して、その価格ギャップを取りに行く運用が可能となっています。
一般にディストレスト投資は、特殊な環境下により暴落した資産が正常な価格に戻る過程に着目することで大きなリターンが期待できる反面、予測が外れて大きな損失を被るリスクもあります。
そのため、運用面では高い専門性が必要とされ、通常、ディストレスト資産への投資を専門とする会社がファンドを組成して運用するケースが多いです。
※「ディストレスト」とは、英語(distressed)で、困窮している、苦しんでいるといった意味がある。